姫路仏壇について

姫路仏壇とは、兵庫県姫路市・加古川市・加西市・福崎町・香寺町・夢前町・たつの市・太子町などで製造される金仏壇のことで、1994年に兵庫県知事指定の伝統工芸品の指定を受けました。

姫路仏壇の歴史についてははっきりわかっていませんが、現在姫路仏壇を製造している業者の中には文化年間の創業のものもあり、江戸時代末期にはすでに姫路において仏壇の製造がされていたものと考えられており、その背景には蓮如上人の布教によって形成された播州門徒と呼ばれる熱心な浄土真宗信仰を持つ人々がいます。

姫路仏壇は3尺以上の大型仏壇が多く、梨地塗り・溜め塗りが行われること、障子が「無双」つまり、内外の両方に開くことができるように蝶番が工夫されていること、台輪、支輪の隅が木爪になっていることなどが姫路仏壇の特徴となっています。

 

姫路仏壇の部位名称

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