仏壇・仏事のよくあるご質問

お仏壇お仏事に関することで滝本仏光堂がお客様からよくお受けするご質問にお答えします。
これ以外にも疑問やご不明点などがございましたら、お気軽に滝本仏光堂までご相談ください。

お仏壇について

はっきりと決まった時期はございません。御不幸があった場合は、満中陰(四十九日)の法要までにご用意されるとよいでしょう。
また年回忌、お盆、お彼岸、家の新築時にお求めの方も多くいらしゃいます。

お仏壇の置き場所で、必ずこうでなければいけないという決まりはありません。お給仕しやすい、お参りしやすい場所にされるとよいでしょう。
また向きも、諸説があり、決まりはありません。お仏間以外では、床の間や居間、押し入れを改造する方法などがあります。

一番いい方法としては、お寺様にお願いして、魂抜き(お性根抜き)をしていただいた後、焼却するというのがよいでしょう。当社でも承っております。

日本に仏教伝来以降、寺院が建立され、室町時代ころから各家庭に仏壇が安置されるようになりました。多くの日本人にとってお仏壇は、宗派の御本尊に合掌し・お位牌とともにご先祖様や亡くなった親族をお祀りし、心の対話するためのものです。本来は故人の魂は私たち一人一人の心の中にあるもので、対象物は必要でないという人もおられますが、もともと日本人は、形にこだわる習性があり、仏壇を安置するのが望ましいと考える方が、大多数です。

お仏壇の価格の違いは、仏壇が日本古来よりの伝統工芸品であることより、主として 技術の難易度、使用する材料の品質、製作に要する労力、期間、完成品の芸術的評価など様々な要因により異なって参ります。たとえば 金仏壇では、木地、彫り物、下地、金箔、漆工程、蒔絵、金具などの多くの伝統技術、品質により、また国産品と海外品によっても大きな差異があります。

近年インターネットにて仏壇が販売されていますが、写真のみで品質、材質、色具合、大きさ等をチェックすることは、ほぼ不可能であり、アフターケアに問題点が多い等、朱敗例、苦情が多くみられます。店舗で実際にみて、説明をうけて納得して、買うことのできる仏壇店をお勧めします。

日々のお参りの仕方は、お花・ご飯・お茶・お水・供物を供え、読経、礼拝合掌するのが基本です。そして、常にお仏壇の内外をきれいに保つことも大事です。

当社では、長年の伝統の技術と経験を保有しております。金仏壇・唐木仏壇など各種の仏壇のリフオーム・修理・洗いなど承っております。御一報いただければ、専門の技術者がすぐにもお伺いいたします。また新築までの修理やお預かりもしておりますので、ご用命下さい。

金仏壇のお手入れは、漆塗りのところは、柔らかい布で拭いてもかまいませんが、金箔のところは、絶対に拭いてはいけません。
毛バタキで埃を払うだけにしましょう。唐木仏壇はからぶきだけでいいです。
どちらの仏壇も汚れがひどい場合は、少し湿らせたタオルで拭いて下さい。お仏壇を拭く専用の布や艶出しも販売してますので、ご利用下さい。

お仏壇は、お寺様の本堂のお内陣をミニチュア化したものです。
毎日“おはようございます”とか“今日もありがとうございました” と手を合わせ、ご本尊様やご先祖様に感謝の気持ちをささげる心やすらかな場所がお仏壇なのです。

これははっきり言って迷信です。それが証拠にお仏壇を買わなければ家族は誰ひとり死なないという奇妙な話になります。
毎日を平穏無事に暮らしていける幸せを感謝し、朝夕に合掌礼拝して供養することが、子孫の繁栄をもたらします。

もちろん当社の伝統の技術を駆使しまして、対応させていただきます。
特に購入後だいぶ年月が経って劣化しているお仏壇はくずれやすく移動中に破損することも多く、家の建て替えの際に洗い・修復されるケースが多いです。

お仏間に扉をつけるご家庭が多くなっています。横開き・前開き・押し込み扉などの形があります。
お仏壇のサイズとうまく合うかどうかなど難しい点も多いのでご相談下さい。

お仏具について

お位牌は、亡くなられた方そのものを表す、お姿です。必ず満中陰(四十九日)の法要に間に合うようにご準備下さい。お位牌の大きさは、ご先祖のお位牌がある場合は基本的に大体同じか、一段小さくつくります。作製に1~2週間を要しますので、亡くなった方の戒名(法名)、年齢、名前、亡くなられた日付をひかえて早めにご来店下さい。

生前にお位牌をつくっても何の問題もありません。『逆修牌』といってむしろ縁起がいいと考えられ、功徳も大きいとされています。生前の位牌の場合不老長寿の願をこめて、戒名は朱色で作ります。

通常、仏壇の向かって右が上座、左が下座となりますので、御先祖様を一番右にしてそれ以後順番に左においていきます。

無宗派で戒名をつけていない方は、後日お寺様を見つけて戒名をつけていただくことも可能ですが、そのまま戒名なしでいかれる場合は、その方の俗名をお位牌の正面に彫られるのが一般的です。

数珠は 仏様を拝む時に手にかけて使う仏具です。本来の基本の玉の数は煩悩を断ち切るという意味から108個ですが様々です。
宗派別の本式とどの宗派でも使える略式があります。好みに合わせて色や素材、玉のサイズや予算で選びましょう。

お仏事について

基本的に、必ずいつまでに納骨しなければいけないという決まりはありません。既にお墓がある方は、満中陰(四十九日)の法要当日に合わせて納骨する場合が多いようです。納骨の時期は様々です。御家族が納得されることが大事です。

納骨式までの手順ですが、お寺様に事前に連絡し日程を決めます。親戚や参列者に連絡し、お花・お供え物、埋葬許可証等もご準備下さい。

法事とは、故人の供養のために行われるもので、追善供養ともいいます。お葬儀後、初七日、四十九日、百か日、一周忌、三回忌と続き三十三回忌または五十回忌で一般的には終了します。

仏教には、さまざまな宗派がございます。根本的なものは同じですが、宗派により御本尊,教義、お経、その他作法も少しずつ異なります。またお寺様によっても、多少の違いもあります。もよりのお寺様にお尋ねされると良いと思います。

無宗教の場合は、戒名もなく、仏教で行う法事などの決まりがなくなるため、思い思いの自由な形で、遺影写真を飾ってお偲び会などの形で命日などに行われたりします。 もちろん 各家庭でお仏壇を安置されてもさしつかえありません。

永代読経の略です。檀家の依頼により永代にわたって死者の命日に供養の読経を行う事です。宗派によっては祠堂永代経ともいいます。

墳墓(墓地・墓石)・祭具(位牌・仏具・神具)系譜(家計図)などは、祭祀財産といいますが、これは、基本的には、相続税はかからず、相続の対象にはなりません。
この財産を受け継ぐ祭祀継承者は、使用権を受け継ぐことになります。

お寺の入り口にある山門に一礼します。参拝前に手水舎で手と口を清めます。
次に本堂の近くに燭台や香炉がある場合は、献灯献香をおこないます。
次に本堂に一礼してからお賽銭を入れます。鰐口があれば鳴らします。合掌し本堂に一礼します。以上が手順です。

お葬式では一般に抹香が使われ、香炉の中の香炭に落として燃やし、その匂いや煙で死者・仏様に対して供養します。
立式焼香では順番になるとご遺族・御住職に向けて一礼します。焼香台に進み、ご霊前に一礼します。
抹香をつまみながら頭を下げ、香炉におとします。宗派にもよりますが、1~3回行います。
数珠をもちながら合掌礼拝します。お焼香が終わると再度、ご遺族と僧侶へ一礼して席に戻ります。

神棚について

神棚の場合、神棚の大きさに合わせて棚を作る必要があります。
充分に神棚の高さを確保して下さい。最近は畳の上における神徒壇・祖霊舎なども普及しています。

鳥居中央をさけて挨拶し、参道横の水舎で手と口を清めます。そして本殿前の賽銭箱の前に進みます。
お賽銭を入れて鈴を鳴らして、神様を呼び招きます。
次に二礼二拍手両手をあわせてお祈りします。最後に神様に一礼します。参拝後、後朱印を頂きます。

お墓について

特に決まった時期はありませんが、一般的には、49日・百ケ日年忌・お盆・お彼岸などが多いようです。
ただ、新仏様の場合はおそくとも一周忌までには、建立したいものです。また戒名を彫らないままにすることは、くれぐれも避けましょう。

お墓の掃除の手順としては、敷地内の清掃・墓石をはけで清掃・墓石の洗浄(スポンジ・布・歯ブラシ)・最後にタオルで水分をふき取ります。
ただし、金属タワシで磨くと石の表面にキズがつきますので、ご注意下さい。

自分だけにたよらず家族の人ともよく相談して決めましょう。
予算も勿論ですが、和型か洋型か石のサイズ・石の種類・外国産か国産か、耐久性を重視するかなどご自分の優先順位を考えて、決めていかれると良いと思います。

まず新しい墓地を探し、受け入れ証明書を取得します。
そして現在の墓地の改葬許可申請書を入手し、移動の段取りを終えてから、お性念抜きを行い、新しい墓地へ移設します。
墓地の管理者への連絡も事前におこなって下さい。

いわゆる無縁墓のことだと思います。無断で撤去すると法律違反になり手順を守ることが大切です。
まず所有者を探しましょう。連絡がとれない場合は、官報で報告します。あわせて立札と貼り紙をし、1年経過後、改葬許可申請を行い撤去を行います。

納骨堂とは建物の中に遺骨を納める、いわばお墓のマンションとも言えるものです。
最近墓地の不足や家族の形態の変化などによって墓地を継承する方が減少し注目される様になりました。
お墓の場合は永代使用権がありますが、納骨堂は使用料・管理料のみになり使用期限が設定されております。

従来のお墓はその家族の遺骨のみが眠るものですが、遺骨を共同で祀る形のお墓のことです。
初めから合祀する場合と、一定期間後に合祀するケースなどいろいろな方法があります。

いわゆる新しい造語でお墓を処分することの意味で使われ始めました。
お一人で決めますとトラブルになりますので、家族・親戚と話し合い相談して下さい。
寺院墓地の場合、離檀料がかかることがあります。これは、長い間ご先祖様をお守りいただいたことに対するお布施の一部という捉え方が一般的です。

せっかくご先祖様のためにと建立されても、ほったらかしでは、供養はできていません。
お彼岸・お盆はもちろんきれいにお掃除し整えていると、ご先祖様もきっとお喜びになられると思います。

①墓の下見・見学‐購入申し込み
②墓石の形成・デザイン・石の選定
③設計・見積書作成
④契約‐文字原稿の決定
⑤石材の加工
⑥墓地の施工
⑦開眼法要・納骨・法要となります。

墓地購入の費用は、墓地の民間・公営など経営形態により異なりますが、
主として墓地の永代使用料、墓石の加工費・施工費、霊園の管理費からなります。
石の価格は国産・海外の別、産地・石の種類・等級などいろんな要素により幅があります。
また石の使用量に比例し、洋墓などでは、デザイン料も別途加算されます。

墓石の由来は、お釈迦様が埋葬された地に建てられたストウーパであると言われています。
当初は石造の供養塔が多く、江戸時代になり和型といわれる、角柱墓石が普及しました。
現在の形は、位牌がルーツになっています。
また、近年、洋型墓や故人の趣味を取り入れたニューデザイン墓も普及してきています。

お墓参りで一番多いのは、春秋のお彼岸・お盆です。到着したら寺院墓地の場合は本堂へ挨拶します。
霊園の場合は管理事務所に挨拶します。その後手を清め墓の掃除をします。
そして生花やお供物を供えて、お線香・ローソクに灯をともし、数珠にて合掌礼拝します。
最後に後かたずけも忘れず行いましょう。