過去帳の書き方・過去帳は誰が書く?お寺に記入をお願いしたときの価格は?

過去帳はご先祖代々の亡くなった方の戒名や死亡年月日、俗名、享年などを記入しておく帳面で、その家の家系図にも値するものです。

特に浄土真宗では、他の宗派において故人の魂が宿るとされる位牌を用いないので、過去帳が重要視されています。

 

 

過去帳は誰が記入する?依頼した場合の価格は?

 

過去帳への記入は、亡くなった方の身内の人間が記入しても問題ありませんが、多くの方がお寺の住職に依頼されます。また仏具店やプロの書家の方に依頼する人もいらっしゃいますので、依頼される方によって料金の相場が違います。

 

お寺の住職に依頼する場合

 

お寺の住職に依頼する場合は一人あたり5,000円から10,000円が相場といわれていますが、お寺に依頼する場合は、料金ではなくあくまでお布施ですのでご理解ください。

法要と同時にお願いする場合は、法要の際にお渡ししたお布施に含まれていると考えて問題ないと思います。

過去帳を紛失した場合に新しい過去帳に記入してもらう場合は、お寺の台帳から調べていただく手間が発生するので、もう少し多めにお渡しした方がよいかもしれません。

 

 

仏具店・プロの書家に依頼する場合

 

仏具店に依頼する場合は一人当たり5,000円くらいが相場ですが、プロの書家に依頼した場合は10,000円以上になることもあります。

 

過去帳の書き方

 

過去帳には日付があるものと日付が無いものがあります。

日付があるものは1日から31日までページがあり、亡くなられた日のページに故人の戒名(法名)・死亡年月日・俗名・享年・続柄などを記入します。宗派によって記入の方法が変わってくるので自身で記入される際はお寺や仏具店に確認しましょう。

日付が無いものは、亡くなった人の情報を順番に記入していく形となり、記録簿としての意味があり、おもにお寺で使用されています。