礼拝の仕方
仏壇の前に座り拝むこと。仏教徒にとって日常的な光景ですが、正しい礼拝の仕方を知らない方も少なからずいらっしゃいますので、正しい礼拝の方法を確認しておきましょう。
礼拝の方法
1.仏壇の前に正座し、一礼します。
2.ロウソクに火を付け、線香をあげます。 線香の本数は宗派によって異なります。くわしくは香の作法をご覧ください。
3.お鈴を鳴らして合掌し、深く礼拝します。
4.ロウソクの火を消し、軽く一礼します。
お経を唱える場合は3.で合掌の後にお経を唱えます。
以上が礼拝の仕方です。
注意点としては線香に火をつける際は、直接火をつけないでロウソクの火で付けてください。また
ロウソクの火を消す時は、息を吹きかけるのではなく、仏扇やロウソク消し、香箸などで消しますが、手で仰いで消しても構いません。
お寺や仏壇にお参りするのは、仏さまやご先祖様に感謝し、家族が無事に過ごせるためにするもので、決して願い事をするためではありません。そしてこの感謝の気持ちは親から子へ、子から孫へと先祖代々受け継がれていくものです。故人を偲び冥福を祈ることで、他人への思いやりや感謝の気持ちが生まれてきます。
家に仏壇を置いている場合には、毎日、ご先祖さまへの感謝のお参りするようにしましょう。