年忌法要と表書き
年忌法要
年忌法要とは故人の命日にその人を偲び行う法要のことで、死後満一年目に一周忌、二年目に三回忌、六年目に七回忌、十二年目に十三回忌、十六年目に十七回忌、二十二年目に二十三回忌、二十六年目に二十七回忌、三十二年目に三十三回忌を行います。それ以降は五十回忌、百回忌となりますが、現在では三十三回忌で弔い上げとなるのが一般的です。
年忌法要は故人への追善供養であり、生きている人が善行を行うことによって、故人に善を送り、それが自分に戻ってくるという考え方です。なお浄土真宗においては追善供養の考え方はありませんが(亡くなった人ははみな極楽浄土にいくので)、故人を偲び仏法に触れる機縁の法要として行われます。
年忌法要の際の不祝儀袋の表書き
弔事の際は不祝儀袋と呼ばれる、黒白の結び切りの水引の付いたものを使用し、包む際は裏面の上が手前側になるようにします。
表書きは四十九日より前は、「御霊前」と書くのが一般的で、四十九日以降は「御仏前」と書きます。
御霊前
御仏前