不動明王とは?不動明王の由来や見た目と代表的なものを紹介

不動明王

 

不動明王は、日本の仏教、特に密教において信仰の対象になっており、真言宗をはじめ天台宗や日蓮宗など宗派や修験道で幅広く信仰されています。

梵名は「アチャラナータ」といい、これは動かない守護者を意味します。

不動明王は五大明王の中心となる存在で、大日如来の化身あるいはその内心の決意をあらわしたものとされており、全国各地で「お不動さん」の名前で親しまれております。

 

 

見た目が怖い像容

 

不動明王像は、忿怒相(ふんぬそう)といわれる怖い顔をしており、右手に三鈷剣(さんこけん)、左手に羂索(けんじゃく)という縄を持ち、背中に炎を背負った姿が一般的です。

怒った顔は、悪を断ち切りどんな人も仏道に導くという決意の表れで、背中の炎で煩悩を焼き払い、右手の剣は魔を退散させると同時に人々の煩悩を断ち切る智慧の象徴で、左手の縄は煩悩から抜け出せない人を吊り上げてでも救い出します。

 

不動明王の実際

 

 

ここに様々な不動明王を載せてみました。

 

東寺講堂像

弘法大師様(よう)と呼ばれる像容で、坐像であり両目を見開き、上唇で下唇を噛み牙を下に出すのが特徴です。

 

 

 

波切不動

 

高野山南院にある立像で、弘法大師・空海の自作の像といわれています。頭を右下に向け、右目を見開き左目をすがめて、牙を下に出しています。空海が唐からの帰途、荒波に襲われた際にこの不動に祈ったところ波が去ったという伝説があります。

 

 

水掛不動

 

水掛不動のなかでも大阪難波の法善寺にある水掛不動尊はとくに有名で、悩みを抱えた参拝者が、すがる思いでお不動さんに祈りながら水を掛けたのが由来だそうです。

 

 

 

不動三尊

 

不動明王は八大童子を従えた三尊形式で祀られることもあります。

その場合は八大同時のうちの矜羯羅童子(こんがらどうじ)と制吒迦童子(せいたかどうじ)を両脇に従えた三尊の形式で祀られることが多く、向かって右に矜羯羅童子、向かって左に制吒迦童子を祀ります。

 

 

 

いかがでしたでしょうか?各地のお不動さんを巡ってみるのも楽しいかもしれませんね。