引っ越しの際の仏壇の梱包の方法
今回は電話でも問い合わせの多い
「引っ越しの時に仏壇をどうやって運べばいいの?」
という質問について、仏壇の梱包の方法をご説明します。
引っ越しの際の仏壇の梱包の方法
1.写真を撮る
仏壇の中にはたくさんの仏具が並んでいますが、それぞれ安置する位置が決まっています。
移動先で元の位置に戻せるようにあらかじめ写真を撮っておいてください。
2.中の仏具を全て取り出す
まずは仏壇内にある仏具を全て取り出します。
作業をする時は、漆や金箔に傷をつけないように手袋を着用し、仏具は基本的に下の方を持つようにします。
灯篭や瓔珞などの吊モノに配線がしてある場合は、先に配線を外してから本体を仏壇から取り出してください。
また高欄が外せるタイプのものは外しておき、さらに猫戸も外します。
取り出した仏具は、クッション(緩衝)材または新聞紙などで包んで養生しておきます。
3.仏壇を梱包する
梱包作業に入る前にあらかじめクッション材をご準備ください。クッション材はホームセンター等で販売しております。
まずクッション材を適当な大きさに切り、障子や扉を閉めた時に間にクッション材を挟み込みます。
膳引きや引き出しなどの可動するものも同様にクッション材を間に挟み込んで閉めます。
最後に扉が開かないように紐で縛ります。この時、紐が漆に触れる部分にもクッション材を挟むことを忘れないように注意してください。
4.仏壇の移動
仏壇を移動するときは、移動中に壁などに当たっても傷がつかないように上から布団や毛布を掛けて養生してください。
仏壇が上下二つに分かれる場合は、無理をしてそのまま運ばず、二つに分けてそれぞれ養生をしてから運んでください。
移動を引越業者に行ってもらう場合でも、仏壇の知識があまりないケースもありますので、ご自身でチェックすれば安心です。
なお動画でも説明をしていますので、よろしければこちらもご覧下さい。