世界三大仏教遺跡 ボロブドゥール寺院遺跡(世界遺産ーインドネシア)に行ってきました。

仏壇店で働き、少なからず仏教に携わる身として、世界中にある仏教関連の建築物や文化に触れてみたいという気持ちがあります。その中でも世界三大仏教遺跡には以前からぜひとも訪れてみたいと考えていました。

今回、そのうちの一つ、インドネシアにあるボロブドゥール寺院遺跡に行ってきましたので、その見どころについて書いていきたいと思います。

 

 

日本からのアクセス

ボロブドゥール寺院遺跡はインドネシアのジャワ島の中心部のジョグジャカルタにあります。
最寄りの空港はアジスプト国際空港になり、隣のバリ島から飛行機で1時間です。
日本からの直行便がないため、バリやジャカルタやマレーシアのクアラルンプールからの乗り継ぎが便利です。
空港からボロブドゥール遺跡までタクシーで早朝の時間帯(サンライズ観光)で50分ぐらい、その他の日中は町中が渋滞するため2時間ぐらいかかります。

 

 

いつ行くとよいか?

インドネシアは11月~4月頃が雨季、5月~10月が乾季になります。ハイシーズンは7月~8月で旅行代が跳ね上がります。狙い目は、5月~6月中旬で観光客が少なくゆっくりと楽しめると思います。

 

見どころ1―サンライズツアー

朝4時ごろから遺跡公園内にある「マノハラホテル」に集合し、ゆっくり遺跡の上で日の出をみるツアーです。料金はRP.475,000(約3800円)です。近くのホテルに泊まっていても、無料でマノハラホテルまで車で送迎してくれる仕組みになっています。(泊まったホテルで相談すればOKです)ホテルから遺跡まで10分ぐらい暗闇の中、前の人を目印に着いていき、誰かが案内してくれる事はなく、懐中電灯を片手に各自で自由に行く感じでおもしろいです。ムラピ山から日の出する姿はまさに絶景でした。
日の出が終わるとほとんどの観光客がいなくなり、その後しばらく残っていると気温が上がる9時までは落ち着いて遺跡が見れ、写真も撮りやすかったです。

 

 

 

見どころ2―レリーフ彫刻

仏教経典をテーマにした1460枚のレリーフ彫刻が「お釈迦さまの生涯」などを描いています。

 

 

「天界の兜率天(とそつてん)にいるところのお釈迦さま」
お釈迦さまは、中央の宮殿の中に天女4人を伴っています。この世に出現する前に天界におり、太鼓や笛を持って音楽を奏でている天人たちといる様子が描かれています。

 

 

「お釈迦さまによる本格的な教えの伝道が開始される」
中央にお釈迦さまが座り、右側に菩薩さまたち、左側に比丘たち、空を飛んでいる天人たちが描かれています。

 

 

見どころ3―仏像

仏像とストゥーパ(仏塔)が一緒に入る写真は何とも言えずすばらしいと思います。仏像の場所が人気場所で順番に写真を撮っていました。いろいろな映像やパンフレットに載っている場所なので押さえておきたいポイントですね。

 

 

みどころ4-巨大ストゥーパ(仏塔)

ボロブドゥール寺院の頂上にある大ストゥーパの先端には避雷針が付いています。実は、建立時は別の先端があったが地中に埋もれていた時期に壊れてしまったそうです。寺院発見時に見つかった先端は、復元せず公園内の博物館に展示しています。

 

 

プランバナン遺跡(世界文化遺産)

ジョグジャカルタの2大遺跡は、仏教寺院のボロブドゥール遺跡とヒンドゥー教寺院のプランバナン遺跡です。空港や町から近いので是非ここも回った方が良いと思います。ピラミッド状のボロブドゥール遺跡と天に向かった尖がった塔の比較は大変興味深いと思います。6つの祠堂を回り、遠くからながめるのもすごくきれいです。