お霊具膳
お霊具膳(おりょうぐぜん)は、亡くなられた方々にお供えするお膳のことで、お葬式やお盆、法事などの日に仏前にお供えします。
お膳にはいわゆる精進料理をお供えしますが、肉や魚、五辛(にんにく・にら・ねぎ・らっきょう・あかつき)を避け、出汁も動物性のものでなく、昆布やシイタケでとります。
お膳の並べ方
親碗:ご飯を盛りつけます。ご飯は仏さまにたくさん召し上がっていただくために山盛りにします。
汁椀:味噌汁やお吸い物をいれます。
平碗:高野豆腐や椎茸・人参・里芋などの煮物を入れます。
壺碗:ほうれん草の胡麻和えや煮豆などを盛りつけます。
高坏:漬物などの香の物を盛りつけます。盛りつける際は三切れ(身を切る)を避けて、ふた切れで盛りつけます。
お霊具膳は、お椀のふたを取って、仏さまの方に箸を向けてお供えします。