くしゃみ・呵責とは?~身近な仏教用語~

くしゃみ

 

 

くしゃみは、もともと「くさめ」が訛ってできた言葉です。語源はサンスクリット語の「クサンメ」で長寿という意味があります。

人前でくしゃみをすると、「風邪でも引いたの?」と心配されるのは今も昔も同じで、お釈迦さまがくしゃみをした時に、弟子たちが「クサンメ・クサンメ・・・」と長寿と健康を願って唱えたそうです。

この「クサンメ」が「休息万病」と日本語に音写され、「くさめ」となったそうです。

 

 

 

 

呵責

 

呵責(かしゃく)とは、厳しく責めさいなむことで「良心の呵責にたえかねて」などという言い回しがつかわれています。

 この呵責は仏教用語で、修行僧の守るべき規律を記している律蔵の中に、修行僧がそれを破ったときの罰を与える方法の1つとして、みんなの前で呵責をすることが載っています。お釈迦さまは、怒ることをあまり好まない人でしたが、叱るべき時はしっかりと叱っていたようです。