法事の時に首からぶら下げているものは?輪袈裟(わげさ)・門徒式章(もんとしきしょう)・略肩衣(りゃくかたぎぬ)
法事に行った時に、参列者の人たちが首にぶら下げているものは何ですか?
それは袈裟の一種で輪袈裟といわれるもので、もともとは法衣を簡素化した外出用の略法衣として誕生したといわれています。
なるほど。そういえば四国八十八箇所巡りをする人たちが身に着けていますね。
輪袈裟には「どんな時も耐え忍ぶ」という意味があり、身に着けることによって仏弟子であることを示しています。
輪袈裟に似たもので浄土真宗本願寺派では門徒式章、真宗大谷派では略肩衣と呼ばれており、こちらも身に着けることによって門徒の証であるとされています。