経机とは? 質問者 仏壇の前に置いてある机は何のためにあるの? エノモト 仏壇の前に置いている机は経机(きょうつくえ)と呼ばれるもので、文字通りお経を読む時に経本(経典)をのせる机のことです。 現在では、経本を置くだけでなく花立や香炉などを安置し、引出しに線香やローソクを入れてをくためのものでもあります。 Wikipedia 経机の一番の特徴は筆返しがついていることで、筆返しによって筆などが落ちるのを防いでいます。 経机は、漆塗りのものと、紫檀や黒檀などの唐木のものがありますが、お持ちの仏壇の素材に合わせて経机は選ぶのが良いかと思います。また、葬儀の祭壇や中陰壇の前には白木の経机を使うこともあります。 経机の原型は奈良の正倉院にある「榻足几(しじあしのき)」といわれていますが、宗派によって様々な形があり、神社で使う「案」や「八足」が進化したとされるものもあります。 榻足几 前の記事を見る 次の記事を見る