京仏壇について

京仏壇とは、京都市を中心として製作される仏壇のことです。京都は平安朝以来、明治まで1000年以上におよぶ都として栄えてきましたが、その間に数々の伝統産業が生まれました。中でも京仏具・京仏壇はもっとも古い歴史を持ち、格調高い最高級仏壇・仏具として今も生き続けています。

京仏壇・仏具ともに1977年に通産大臣(現経済産業大臣)から伝統的工芸品の指定を受けています。京都にはすぐれた木工・漆工・彫刻・仏像彫刻・金工・織物・染色などの技術が存在しますが、そうした芸術的技術が京仏壇に様々な影響を与えたことは言うまでもありません。京仏壇・京仏具はあくまでも伝統工芸として手仕事を中心とした高級品のみに重点を置いており、その生産には各部門で細かく分業化されています。

くわしくは、

木工関係=仏師・木地師・屋根師・須弥師・彫刻師

彩色関係=塗師・呂色師・蒔絵師・彩色師・箔押師

金属関係=鋳物師・錺師・金彫師・磨師・鍍金師

という具合です。

 

京仏壇の部位名称

 

 

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