お香の原料(フローラル系)

お香の原料は漢薬系のものとフローラル系のものがありますが、今回はフローラル系の原料について紹介していきます。

フローラル系とは、フラワー=花を原料にしたもののことです。

 

カモミール

 

キク科の植物で花から精油を採取します。アロマテラピーの材料としても多用され、不安感や緊張感を緩和させる効果があるとされています。

ジャスミン

 

モクセイ科の植物でつる性の常緑低木です。花から採取される精油を使用し、不安感を解消し声枯れを治すなどの呼吸器系に有効な効用を持っています。

ハーブ

 

ヨーロッパにおいて植物の葉や花を使った香りの原料(香草・薬草)のことをハーブと呼び、セージ・ローズマリー・タイムなどが代表的なものです。

セージ

ラベンダー

 

シソ科の植物で花穂の先端が使われます。呼吸器系障害に効用があり、筋肉痛・肩こりにも効用があるとされています。また不安感・緊張感の緩和にも役立つとされています。

ローズ

 

バラ科の植物で、花弁から精油を採取します。古代エジプトの時代から崇拝されている花で、バラの香りは多くの人々から愛されています。不安感・緊張感を緩和する効果があると言われています。

ポプリ

 

乾燥させた花やハーブ、または生乾きの花に塩を加えて、そこに完全に乾燥させたハーブを加えたものをポプリといいます。

ポプリとして使われる代表的な花は、バラ・ジャスミン・ラベンダー・カーネーションであり、ハーブとしてはパセリ・ミント・タイムなどがあります。