開祖

何事にも物事には始まりがあり、宗教も当然始めた人がいます。

仏教の開祖(創始者)といえばお釈迦様ですが、仏教が日本に伝来し現在に至るまでに様々な宗派が派生し、それぞれの宗派にも開祖様がいらっしゃいます。

そこで、今回は日本の代表的な伝統仏教とその開祖を紹介したいと思います。

 

天台宗

開祖:最澄(伝教大師)

 

天台宗は正式名称は天台法華円宗と呼ばれ法華経の観念を重きに置いた「止観」を重んじています。

天台宗の修業は朝題目・夕念仏という言葉に集約され、午前中は法華経の読誦を中心とした行法を行い、午後は阿弥陀仏を本尊とする行法を行います。

 

真言宗

開祖:空海(弘法大師)

 

真言宗は密教を基盤とし京都の東寺を基盤としたので東密と呼ばれています。対して天台宗は台密と呼ばれています。

空海は密教を学ぶために遣唐使として唐に行きました、その時のメンバーには最澄もいましたが、当時の空海はほぼ無名で、たいして最澄はすでに名の知れた僧侶でした。空海と最澄は同時期に現れた仏教界の2大巨頭でライバル関係として描かれることがありますが、その話はまたの機会に書きたいと思います。

 

浄土宗

開祖:法然上人

浄土宗は1175年、法然上人が43歳の時に開宗したとされ、専修念仏を教義とし、念仏の教えを広めました。

ちなみに「南無阿弥陀仏」は阿弥陀仏に帰依(南無)しますという意味です。

 

浄土真宗

開祖:親鸞聖人

 

浄土真宗は法然上人の弟子である親鸞聖人が浄土往来を説く真実を教え、展開させました。

浄土真宗と他宗派との最大の違いは戒律がない点で、親鸞聖人は僧侶として初めて公式に妻帯し子供を設けました。

 

日蓮宗

開祖:日蓮上人

 

日蓮宗は法華経をお釈迦様の正しい教えとして選び「南無妙法蓮華経」という題目を唱えることを重視しています。

「南無妙法蓮華経」とは法華経に帰依するという意味です。

 

臨済宗

開祖:栄西禅師

臨済宗は禅宗のひとつで師から弟子への伝達(法嗣:はっす)を重んじます。

 

曹洞宗

開祖:道元禅師

 

曹洞宗は禅宗のひとつで「南無釈迦牟尼仏」としてお釈迦様を本尊と仰ぎ、「即心是仏」の心をもって、主に坐禅によって修行を行います。