曹洞宗の本山

曹洞宗には二つの大本山があります。

 

永平寺

 

永平寺は、福井県永平寺町にあり、山号を吉祥山と称する曹洞宗の大本山です。

日本の曹洞宗の開祖である道元禅師は、中国で仏教を学び、帰国後京都に興聖寺というお寺を建立して、そこで説法に励みましたが、旧仏教勢力の比叡山から激しい迫害に遭いました。

道元禅師は迫害を避けて新しい道場を開くために越前国(現・福井県)に向かうことになり、1244年に傘松峰大佛寺(さんしょうほうだいぶつじ)を建立し2年後に吉祥山永平寺と改めました。

 

 

總持寺

 

總持寺は、山号を諸嶽山といい、横浜市鶴見区にある永平寺と並ぶ曹洞宗の大本山です。

もともとは能登国(現・石川県)の真言律宗の教院である「諸嶽観音堂」が總持寺の前身で、1322年に曹洞宗の4世である瑩山禅師によって改名されて現在の名前となり、翌年には後醍醐天皇の命を受けて大本山となりました。

その後、1898年に火災で焼失し、1911年に現在の横浜市鶴見区に移転しました。