如意・払子・笏

如意

 

如意(にょい)とは、僧侶が読経や法要のときに手に持つもので、柄の長い棒状の道具です。如意という言葉は、「意の如く」つまり「思いどおりになる」という意味です。もともとは「孫の手」が転じたもので、背中のかゆいところを思いどおり掻けることに由来します。のちに僧侶が儀式で威厳を示すために持つ仏具になりました。

 

 

 

払子

 

払子(ほっす)とは、法要の際に僧侶が威儀を示すために用いる仏具のことで、麈尾(しゅび、しゅみ)、白払(びゃくほつ)ともいいます。

獣の毛や麻などの繊維を束ねて柄をつけたもので、もともとは、インドで蚊や蠅など虫を追い払うために使われていましたが、中国の禅宗で煩悩を払う仏具として用いられるようになり、日本では、鎌倉時代に初めて用いられ、後に、浄土真宗以外の各派で使われるようになりました。

 

 

 

笏(しゃく)とは束帯(平安時代以降の朝廷の儀式などできる服)を着る時に威儀を示すために右手に持つ板状のもののことです。中国では周の時代から使用されており、本来の読み方は「コツ」ですが、日本ではコツの音が骨に通じることから、長さが1尺であることから、これの音を借りて「しゃく」と呼ぶようになりました。現在では神職の人が使用しております。