大袈裟・法螺

大袈裟(おおげさ)

 

大袈裟とは、物事を誇張・誇大にすることをいいます。

もともと大袈裟は文字どおり僧侶が着る大きな袈裟のことなのですが、袈裟はもともとは質素な布でできたものでした。ところが中国・日本に渡るにつれて仏さまの質素な精神は忘れられ、儀式で着るように豪華で装飾が施されたものになっていきました。

その仰々しく派手な僧侶の装いを見た人が皮肉の意味も込めて、現在の「大袈裟」の意味で使用するようになっていったとされています。

 

 

 

法螺(ほら)

古代インドでは、法螺貝はその大きさからは考えられないとても大きな音が出るために、戦場での出陣などの合図として使用されてきました。

仏教の経典の一つ「大無量寿経」には仏さまの教えを大衆に広める一説にも「法螺を吹く」ということが出てきます。これは説法の場に人々を集めるために法螺貝を吹いた様子を例えたもので、法螺貝自体に、仏法を広める象徴的な意味があったと考えられています。

ところが法螺貝の音を聞いて集まってみたものの、法螺を吹いた人(仏さまの弟子たち)の話は大袈裟で大したものではなかったので、「お釈迦さまのように偉そうにものを言う」という意味が変化して現在の大袈裟、うそをつくという意味になったとされています。